前回記事では、機械学習がどのようなものかを紹介しました。
今回は、その機械学習がどんなシーンで使えて、どんなメリットがあるかをご説明します。
機械学習、こんなシーンで使えます
機械学習は、例えばこんなシーンで使うことができます。
飲食店なら売上個数の予測に使えます。
コロッケの売上個数、天気そして気温などの過去データから機械学習モデルを作れば、翌日のコロッケ売上個数を予測できるようになります。
販売会社なら成約率の予測に使えます。
ある商品の過去顧客の属性情報と商品を買ったか買わなかったかのデータから機械学習モデルを作れば、見込み顧客が商品を購入する確率を予測できるようになります。
工場でも使えます。
例えば、材料の使用量予測。過去の材料配分のデータから機械学習モデルを作って、材料の使用量を予測することが可能です。
過去のデータから機械学習モデルを作ることさえできれば、様々な業種やシーンで活用できます。
機械学習、何がうれしいの？
ここであげたような、何かを予測できることによって新たな価値が生まれます。
例えばコロッケの例であれば、過不足なくコロッケを製造することで、売り切れや廃棄を減らして、売上や利益を向上させることができます。
販売会社のケースでは、確度の高い顧客には対面のアポを取る、そうでない顧客にはメルマガでアプローチをとることで、効率的に成約件数を増やすことができます。
工場の例では、ベテラン技術者が蓄積したノウハウをモデル化することで、ノウハウの見える化や技術継承が可能になります。
機械学習を使って数値を予測するだけでは何もうれしいことはありません。予測した結果をビジネスや生活に活用することで、新たな価値を生み出すことができるようになります。